浮気の疑いがあるかも?彼氏のこんな態度と性病の症状

浮気 疑う 性病 症状

彼氏の浮気をチェックする方法はいくらでもあります。
例えば、仕草、こそこそ、スマホを見せない、、、。
しかし、結果的にあなたを危険に及ぼす可能性のあるものは、彼氏の性病の症状です。
実は浮気は、性行為を伴う場合、感染する可能性が高くなります。

本記事からわかること
■彼氏の浮気が性病に感染しやすい理由
■性病の一般的感染経路と一般的症状
■性病の危険性
■検査について

上記内容について詳細を知りたい方は、ぜひ本記事を一読してみてください。

1、彼の浮気が、あなたへの感染率を高くする理由

彼氏の浮気がなぜ自分への性病感染を高めてしまうのか。
その理由として下記の点が挙げられます。

  • 浮気相手の若い女性が性病に感染している可能性が高い
  • 女性は性病に感染しても自覚症状が出にくい
  • 咽頭感染によって性病がうつってしまう

(1)浮気相手の若い女性が性病に感染している可能性が高い

浮気相手の若い女性は、彼氏以外の男性とも肉体関係を持っている可能性があります。
多数の異性と性行為を行うほど、性病感染のリスクも高まります。
このため、浮気相手の女性が性病に感染しているケースも少なくありません。
彼氏が浮気相手との性行為によって性病に感染すると、自分への性病感染のリスクも高めてしまいます。

(2)女性は性病に感染しても自覚症状が出にくい場合もある

女性は性病に感染しても必ずしも自覚症状が出るわけではありません。
たとえば、感染者数が多いクラミジアに関しては、感染者の50%以上の人が自覚症状がない状態であるとされています。
このため、浮気相手の女性が性病に感染していることを自覚していない可能性も高いのです。
知らず知らずのうちに、彼氏が浮気相手から性病をもらってしまうケースもあります。

(3)咽頭感染によって性病がうつってしまう

性病の中には、クラミジア・淋菌などオーラスセックスで咽頭感染する性病もあります。
性器同士で接触していないくても、喉の粘膜を介して性病が感染してしまうのです。
このため、彼氏が浮気相手とオーラスセックスのみを行っていたとしても、性病に感染する可能性は十分あります。

2、彼氏の浮気を疑う前に、まずはこれを確認!

彼氏の性病症状を確認した際、浮気を疑いたくなりますが、まずは性病の感染経路・男性の性病の一般的症状について把握しておきましょう。

(1)性病の感染経路

性病は、唾液・精液・膣分泌液・血液などが粘膜に接触することで感染します。
性病の原因である細菌・ウイルスは精液・膣分泌液に多く含まれるため、性行為による粘膜接触によって性病に感染するケースが多いです。

性行為は、通常のセックス以外にも、オーラルセックス、アナルセックスも含まれます。
また、感染者の体液が目などの粘膜に付着して、性病が感染するケースもあります。

「コンドームを利用すれば、性病には感染しない」と考える方が多いですが、100%感染を防げる訳ではありません。
コンドームで保護する部分以外に性病の症状が出ていれば、その部分を介して感染してしまいます。
また、性行為の途中からコンドームを使用した場合も、使用前の粘膜接触によって性病に感染するリスクがあります。

コンドームを利用することで性病感染のリスクは下げられますが、100%感染を防げる訳ではない点、留意しておきましょう。

(2)男性の性病の一般的症状

男性の性病の一般的症状として、下記の症状が挙げられます。

  • 通常とは異なる色・粘り気のある精液
  • 性器やその周辺部分に生じる発疹・炎症

①通常とは異なる色・粘り気のある精液

精液の色は通常「白濁色」ですが、性病に感染すると黄色味をおびてきます。
粘り気に関しても、通常よりもドロッとしていたり、逆にサラサラすることが多いです。

また、精液以外にも「膿」が性器から出てくることがあります。
一見すると、膿と精液は同じように見えるため判別が難しいですが、彼氏の下着などに黄色味がかった膿が付着している場合は、性病感染の可能性が高いです。

②性器やその周辺部分に生じる発疹・炎症

男性自身は、尿道部分にかゆみや痛みを感じることもあります。
特に、排尿時に違和感を感じるケースが多いです。

「性器がかゆい」と彼氏が言っている場合は、性病感染の可能性が高いです。
また、性器がかゆいと言っていなくても、性器部分を気にしている素振りが見られる場合は、なにかしら性器にトラブルが生じていると考えてください。

性器に発疹や炎症が見られる場合も、性病感染を疑った方が良いです。
彼氏に対して、性器に発疹・炎症がある旨を伝えて、彼氏の反応も確認してみましょう。

3、あなたに性病の症状はありますか?

彼氏の性病が自分にうつっている可能性もゼロではありません。
性病には潜伏期間があるため、彼氏に性病の症状が出てくる前に、細菌やウィルスが自分に感染している可能性もあります。
自分に性病の症状が出ていないか、今一度確認することが重要です。

(1)女性の性病の一般的症状

女性の場合、男性よりも性病の症状が出にくいため、性病感染に気付けないケースが多いです。
症状が出たとしても初期のうちは軽いことも多く、そのまま放置してしまう人も見られます。
性病を治療せずに放置してしまうと、治療に時間を要するだけでなく、不妊などの後遺症を残してしまう可能性もあります。

ちょっとした症状でも見逃さないよう、注意を払わなければなりません。

女性の性病の一般的症状として、下記の症状が挙げられます。

  • 性器のかゆみ・痛み
  • おりものの増加・変化
  • 排尿痛
  • 不正出血

①性器のかゆみ・痛み

性病に感染すると、普段は感じないようなかゆみ・痛みが性器部分に生じてきます。
特に、慢性的なかゆみが性器部分に生じている場合は、性病感染を疑ってください。

発疹を伴ってかゆみ・痛みが出てくることも多いです。
ただ、人によっては症状がすぐに治まってしまうケースもあります。
性行為後に性器のかゆみ・痛みが生じた場合は程度の大小に関わらず、まずは性病に感染していないか検査することが重要です。

②おりものの増加・変化

おりものが増加したり、色味やにおいが変化した場合も、性病感染が疑われます。
特に淋病に感染した際は、おりものの増加が症状として現れやすいです。
ただし、性器のかゆみ・痛みと同様に、おりものの増加・変化が初期症状として現れないこともあります。
程度が軽い場合、性病感染を疑わずにそのまま放置してしまう人も少なくありません。

③排尿痛

排尿痛が急に生じた際も、性病感染を疑ってください。
性病に感染すると、尿道に炎症を生じることが多いです。
今まで排尿痛を感じたことがないのに、急に痛みが出てきたら性病感染の可能性が高いです。

④不正出血

性器内部の炎症が酷くなると、不正出血が生じることもあります。
不正出血は生理不順と判別がつきにくいこともあり、性病の初期症状として見逃しやすいです。
不正出血を楽観視せず、症状が出てきたら性病感染を疑いましょう。

(2)性病を甘くみると大変なことに

性病に感染した後、適切な治療を行わないと、不妊の原因になることもあります。
また、症状が重くなるほど完治までに時間を要することが多いです。

中には、HIVのように体内のウイルスを根本的に除去できない性病もあり、生涯に渡って治療を継続するケースもあります。
「性病は簡単に治る」と安易に考えるのは厳禁です。
性病感染によって、自分の将来が大きく変わってしまう可能性がある点、認識しておかねばなりません。

4、今後のことも考え、必ず検査が必要

結婚するか、しないか、別れるか、まだ付き合いたいかなど、今後について色々とお考えがあるとは思いますが、とにかくまずは検査をお勧めします。

(1)検査をする

彼氏に性病の症状が見られた、もしくは自分に症状が見られたら、すぐに性病検査を受けましょう。
検査をしないことには、今後の見通しもつきませんし、性病感染に対する不安を払拭することもできません。

性病は、決して自然には完治しません。
放置しても、症状が悪化するのみですので、適切な治療をすぐに始める必要があります。
早急に治療を始めるためにも、まずは性病感染の有無を検査で確かめなければなりません。

(2)検査方法

性病の検査方法は、大きく分けて下記の2つになります。

  • 医療機関で検査
  • 検査キットを利用して自宅で検査

①医療機関で検査

医療機関で性病検査を行う場合、女性は産婦人科、男性は泌尿器科を受診しましょう。

検査結果に関しては、検査を受けた数日後に確認できます。
当日結果がわかる迅速検査もありますが、診断率は精密検査と比べて低いです。

検査費用は受診する医療機関によって異なりますが、保険診療でおおむね「3,000円~5,000円」ほどになります。
複数の性病をセットで検査する、もしくは性病ごとに分けて検査を受けるか選択可能です。

②検査キットを利用して自宅で検査

仕事などで医療機関で検査を受ける時間がない場合は、検査キットを利用して自宅で検査するのがおすすめです。
検査キットは、主に「採血セット」「尿採取セット」「膣分泌物採取セット」「喉ぬぐい液採取セット」に分かれています。
各検査セットで検査できる性病は下記の通りです。

  • 採血セット:梅毒、B型肝炎、HIV
  • 尿採取セット:性器クラミジア、性器淋菌、マイコプラズマ、ウレアプラズマ
  • 膣分泌物採取セット:性器クラミジア、性器淋菌、カンジダ、膣トリコモナス、マイコプラズマ、ウレアプラズマ
  • 喉ぬぐい液採取セット:咽頭クラミジア、咽頭淋菌

※検査キットによっては、検査項目が異なることもあります。

採血セットでは、専用のキットを使って血液を採取します。
採血といっても、医療機関で利用されるような注射針は利用しません。
小さな針が一瞬飛び出る、専用のキットを利用します。
指の腹にキットの針をあてて、出てきた血液を専用のろ紙に染み込ませれば採血完了です。

尿採取セットでは、通常の尿検査と同様に尿を専用の容器で採取します。

膣分泌物採取セット、喉ぬぐい液採取セットでは、専用の綿棒を使って検体の採取を行います。

検査キットの価格は、4,000円~10,000円が相場です。
一度で複数の性病を検査できるキットほど、価格は高くなります。

検査結果は、検体の送付から概ね1週間前後で確認可能です。
郵送で検査結果表が送られるケースもあれば、インターネットで検査結果を確認できることもあります。
すぐに検査結果を確認したい場合は、インターネットで検査結果を確認できる検査キットがおすすめです。

5、彼氏にどうやって検査させるか

彼氏の性病感染の有無を確認するためにも、検査を受けてもらう必要があります。
ただ、彼氏の性格によっては、性病検査を勧められたことに対して嫌悪感を抱いてしまう可能性もあります。
上手く彼氏に検査を受けさせるために、下記のポイントを押さえるようにしましょう。

  • 一緒に検査をする
  • 危険性を伝える

(1)一緒に検査をする

彼氏に対して、「自分と一緒に検査を受けて欲しい」と伝えてみてください。
この際に、「将来のことを真剣に考えている」ことを強調して伝えれば、彼氏も一緒に検査を受けやすくなります。
「浮気を疑っている」素振りは見せない方が賢明です。浮気を追及するにしても、まずは性病検査を受けさせることを優先しましょう。

(2)危険性を伝える

性病の危険性を彼氏に伝えることで、検査を受けてくれる可能性が高まります。
特に、HIVや梅毒など、命に関わる性病があることを伝えてみてください。
彼氏も、性病が自分の命に関わると認識すれば、性病検査を進んで受けてくれるでしょう。

危険性を伝える際のポイントは「相手の健康・命を気遣って、性病検査を勧める」ことです。
浮気の有無ではなく、相手の健康状態を気遣っている点を強調しましょう。

(3)母子感染する性病の種類

性病に感染した状態で赤ちゃんを出産すると、生まれてくる赤ちゃんに性病が感染する可能性があります。
これを「母子感染」と呼びます。
現在の彼氏と将来的に結婚する場合は、母子感染も考慮して性病検査を受けることが肝要です。

母子感染する性病の種類として、下記の性病が挙げられます。

  • 梅毒
  • HIV
  • B型肝炎
  • C型肝炎
  • クラミジア
  • 単純ヘルペスウィルス

母子感染によって赤ちゃんに性病が感染すると、早産や流産の原因になる他、赤ちゃんが先天的に性病を患ってしまい、体に障害を生じてしまうことがあります。
性病感染は自分だけの問題ではありません。
将来生まれてくる赤ちゃんのことも考えて、性病感染の予防に努める必要があります。

6、特に結婚や妊娠を考えているならすぐに検査、治療を行いましょう

彼氏との結婚、妊娠を考えている場合は、すぐに性病検査を受けるようにしてください。
女性の場合は、性病の症状が出ないことも多く、妊娠時の検査で性病感染が発覚するケースも少なくありません。
性病は早期発見・早期治療を行うことで、体への負担を最小限に抑えて治療を行えます。

まれに「治療を受けなくても性病が治った」という人もいますが、別の病気治療などで利用した抗生物質が性病に効いたケースが多く、自力で性病が治った訳ではありません。
性病を治療せず、自然に治ることを期待しているうちに、病状が深刻になっていく可能性の方が高いです。

将来生まれてくる子供のためにも、彼氏と一緒に性病検査を受けましょう。

まとめ

彼氏に性病の症状が見られたら、まずは性病の検査を受けるようにしましょう。
自分は勿論、彼氏にも性病検査を受けさせることが必須です。
性病検査は、医療機関で受けられる他、専用の検査キットを使って自宅で検査することもできます。
仕事などで医療機関に出向く時間がない場合は、検査キットを使って検査しましょう。

検査キットにも様々な種類がありますが、キットによって検査できる性病項目が異なります。
性病感染を漏れなく検査するためにも、複数のキットを使って検査を受けるようにしてください。

記事監修

坂東 重浩ばんどうクリニック堀切菖蒲園駅前 院長
東京慈恵会医科大学での泌尿器科診療をはじめ、内科や、腹腔鏡手術や内視鏡手術などの先端医療、皮膚科専門医の指導を受け皮膚科疾患診療にも従事。

〈資格〉日本泌尿器科学会 専門医・指導医/日本がん治療認定医/日本性感染症学会 認定医/日本医師会認定 産業医/泌尿器腹腔鏡技術認定医/難病指定医/緩和ケア研修終了/ 〈所属学会〉日本泌尿器科学会/日本内科学会/日本皮膚科学会/日本透析医学会/日本性感染症学会/日本泌尿器内視鏡学会/

http://bando-clinic.com/

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