性風俗店員が行う性病に感染しないための予防法。

風俗定員 性病 予防

性病は性行為によって感染するケースが圧倒的に多いですが、気になるのが「性風俗店員の方々の性病予防」です。
不特定多数の男性と性行為を行う性風俗店員の方は、一体どのような性病予防を実践しているのか、知りたい方も多いと思います。

本記事を読むことで、下記の点を理解できます。

■性病感染の確率が高い風俗の仕事環境
■風俗店員の方の性病予防法
■性病検査について

上記内容について知りたい方は、ぜひ本記事を一読してみてください。

1、性病感染の確率が高い風俗関係の環境とは?

風俗関係の仕事の場合、性病に感染するリスクが高いと言われています。
実際に、性病感染の確率が高い風俗関係の環境がどのようなものなのか、詳細を確認していきましょう。

(1)内容

風俗といっても、その種類は様々です。
オーラルセックスのみを行う風俗店(ピンクサロン)、男性器の挿入以外の性行為を行う風俗店(デリバリーヘルス、店舗型ヘルス)、またすべての性行為を行う風俗店(ソープランド)など、多様な形態の風俗店があります。

ピンクサロンの場合、通常はシャワー設備は設けられていません。
そのため、衛生環境は非常に悪いです。性器同士の接触はありませんが、喉に菌が感染する可能性が高く、咽頭クラミジア・咽頭淋菌を生じるケースが多く見られます。
また、口内の衛生環境が悪く、歯茎などに傷がある場合は、梅毒やHIVに感染する可能性もあります。

ヘルスやソープランドの場合だと、性器同士の接触が生じるため、あらゆる性病に感染するリスクがあります。
コンドームを利用する風俗店も少ないため、女性にとっては性病に感染しやすい、危険な環境です。

(2)そもそも女性の方が感染確率高い。放置しやすい

男性と比べて、女性の方が性病に感染する確率が高いです。
女性は性器の構造上、膣の入り口部分に感染した菌・ウィルスが性器内に滞在しやすいです。
そのまま性器内で菌・ウィルスが繁殖してしまい、性病に感染してしまいます。

また、女性の場合は性病に感染したとしても自覚症状が出にくいです。
性病に感染したことに気付けないまま、そのまま放置してしまう人も少なくありません。
症状が重くなってから、性病感染に気付くケースが多く見られます。

(3)不特定多数と性行為を行う

風俗店員の方は、不特定多数の男性と性行為を行います。
人気で出勤回数の多い店員の方ほど、接客を行う男性の数も増えるため、それだけ性病に感染するリスクも高まります。
また、風俗店を利用する男性は、他の風俗店も頻繁に利用しているケースが少なくありません。
他の風俗店員との性行為によって感染した性病を自分の店に持ち込んできてしまう可能性もあります。

風俗店員の方は、上記のように性病に感染しやすい環境下にいるため、一般人よりも性病に対して注意を払わないといけません。

2、性風俗関係の方が性病に感染してしまうと?

性風俗関係のお仕事をされている、もしくはこれから始める予定の方が、万が一性病に感染したらどうなるのか確認していきましょう。

(1)仕事ができなくなる

結論から述べると、性風俗関係の方が性病に感染したら、その時点で仕事ができなくなります。
性病に感染したまま勤務すると、お客さんに性病をうつしてしまう可能性があるため、店側としてはそのまま従業員を勤務させることはできません。

性病感染を自覚しながらも、お店に黙って勤務を続けた場合、お店やお客さんから損害賠償を請求される可能性もあります。
性病と思しき症状が見られたら、正直にお店のスタッフに報告して検査を受けることが必須です。

健全な経営を行っている風俗店であれば、毎月必ず従業員に対して性病検査を受けさせます。
ただ、性病検査を従業員の自己判断で受けさせている風俗店も多いので、あらかじめ確認する必要があります。

(2)健康被害

性病に感染することで、自身の健康が悪化する可能性が高いです。
性病の症状自体もさることながら、投薬による副作用によって体調が悪くなってしまう可能性もあります。

性病感染によって仕事のみならず、日常生活にまで支障をきたすこともあります。
特に、性病が重症化してしまうと、下腹部痛などによって歩行が困難になるケースも少なくありません。

また、性病が完治したとしても、以前と同じ精神状態・コンディションで仕事に取り組めるとは限りません。
性病感染に対して恐怖感を抱いてしまい、性風俗の仕事に復帰できないケースも多く見られます。

3、日々、気をつけていること。こんな予防してます!

性風俗関係の方が、一般人よりも性病に感染する確率が高い点は否定できません。
性病に感染すると仕事ができなくなるため、性風俗関係の方は性病予防に一層注意を払っています。
実際にどのような予防をしているのか、確認していきましょう。

(1)うがい・歯磨きを行う

性病はオーラルセックスでも感染します。
口内の衛生状態を良くしておくことが感染予防に効果的です。
口内の衛生環境が悪いと、菌やウィルスが繁殖しやすいため、性病に罹患してしまう可能性も高まります。

うがいの際は、イソジンなど殺菌作用の高いうがい薬を利用しましょう。
また、お客さんにもイソジンでうがいをしてもらうのがおすすめです。

歯磨きをする際は、歯茎を傷つけないように優しく行ってください。
歯茎を傷つけてしまうと、傷から菌・ウィルスが感染してしまう可能性があります。

(2)接客後に排尿を行う

尿道に菌・ウィルスが入り込むと、膀胱炎を引き起こすことがあります。
接客後に排尿を行うことで、尿道に入り込んだに付着した菌・ウィルスを体外に排出することが可能です。

(3)可能な限り粘膜同士の接触を避ける

お客さんと性行為を行う際に、なるべく粘膜同士の接触を避けるのも性病予防に効果的です。
性風俗のサービスにおいて、粘膜同士の接触をゼロにすることは難しいですが、接触の頻度はある程度コントロールできます。

また、ハンドサービスなど性器・粘膜の接触を伴わないサービスをメインに提供している風俗店もあります。
このような風俗店に入店して仕事を行うのも性病予防に繋がりやすいです。

(4)お客さんの性器や体を観察する

お客さんが性病に感染している場合、性器や体に症状が出ている可能性があります。
接客中に、相手の性器・体をよく観察するようにしましょう。
性器に発疹が生じていたり、膿が出ている場合は性病に感染している可能性が高いです。

風俗店では性病感染者の利用を禁止しているところが多いです。
お客さんに性病感染の疑いがある場合は、男性スタッフに連絡をして対処してもらいます。
無理に接客を続行する必要はありません。

4、定期検査

性病予防と同様に大切なのが「定期的な性病検査」です。
性病感染を早期発見できれば、治療の負担を軽くすることができます。

(1)検査方法

性病検査の方法は、大きく分けて下記の2つになります。

  • 医療機関で検査
  • 検査キットを利用して自宅で検査

それぞれ詳細を確認していきましょう。

①医療機関で検査

医療機関で性病検査を行う際、女性の場合は産婦人科・泌尿器科で検査を受けることができます。

検査費用は保険診療で「3,000円~5,000円」ほどになります。
検査する性病の種類が多くなるほど、費用が高くなる傾向です。
ただ、多少費用が高くなっても、漏れなく性病の検査を行うことをおすすめします。

検査結果に関しては、検査を受けた数日後に確認できます。
当日結果がわかる迅速検査もありますが、診断率は精密検査と比べて低いです。

②検査キットを利用して自宅で検査

仕事などで忙しく、医療機関へ行く時間がない場合は、検査キットを利用して自宅で検査することも可能です。
検査キットは、検査項目によって下記の種類に分類されています。

  • 採血セット:梅毒、B型肝炎、HIV
  • 尿採取セット:性器クラミジア、性器淋菌、マイコプラズマ、ウレアプラズマ
  • 膣分泌物採取セット:性器クラミジア、性器淋菌、カンジダ、膣トリコモナス、マイコプラズマ、ウレアプラズマ
  • 喉ぬぐい液採取セット:咽頭クラミジア、咽頭淋菌

採血セットでは、専用用の採血キットを利用して採血を行います。
医療機関で利用するような注射針は使用しません。ピアッサーのような、小さな針が一瞬飛び出てくるタイプのキットを利用して、指の腹から採血を行います。

痛みはほとんどなく、一瞬チクっとする程度です。指の腹からにじみ出た血液を専用のろ紙に染み込ませます。
難しい操作は一切ないので、初めてキットを利用する方でも安心です。

尿採取セットでは、健康診断の尿検査と同様のキットを使って採取を行います。

膣分泌物採取セット、喉ぬぐいセットでは、専用の綿棒を使って検体の採取を行っていきます。
こちらも採取手順は難しくありません。

検査キットの価格帯は「4,000円~10,000円」ほどです。
検査キットの種類によっては、価格が10,000円を超えるものもあるので注意してください。

検査結果については、検体を郵送してから1週間前後で確認できます。
検査結果表が自宅に送付されるタイプと、ネット上で検査結果を確認できるタイプの2つに分かれていることが多いです。
すぐに検査結果を見たい場合は、ネット上で検査結果を確認できるタイプがおすすめになります。

(2)都度検査

定期的に検査を受けるのみでは心配な場合は勤務後に都度、検査を受けるのもおすすめです。
勤務翌日に医療機関に出向いて検査を受ければ、性病に感染していないかすぐに確認することができます。

定期検査まで性病に感染しているか否か心配することがなくなるので、精神衛生上は都度検査の方が良いでしょう。

ただ、副業として性風俗店で働いている場合は、都度検査を受ける時間的な余裕がないかもしれません。
毎回の都度検査が難しい場合は、1週間に一度検査を受ける等、月に複数回検査を受けることをおすすめします。

(3)定期検査がおすすめ

性病の中には、HIVのように感染から一定期間経過しないと検査しても陽性反応が出ない性病もあります。
都度検査を受けていても、毎月決めた日に定期検査を受けるようにしましょう。

風俗店によっては、お店全体で定期検査を行ってくれるところもありますが、自分でも検査を受けておくのに越したことはありません。
また、医療機関で検査を受ける場合は、性病以外の診断も合わせて行ってくれます。
性風俗の仕事は肉体的・精神的にハードなものですので、体・精神的なケアも合わせて行うことが重要になります。

(4)感染が発覚したら、すぐに治療を行うこと

検査によって性病感染が発覚した場合は、すぐに治療を開始するようにしましょう。
医療機関で検査を受けた場合は、そのまますぐに治療に移れますが、検査キットを利用した場合は自身で医療機関まで足を運ぶ必要があります。
「検査結果は陽性だったけど、症状が出てないからまだ大丈夫」と考えるのは厳禁です。
特に女性の場合は、性病の自覚症状が出にくいため、症状が出ていなくても性病が進行している可能性があります。

性病は自然に完治することはありません。
まれに「性病が自然に完治した」という人がいますが、これは自然に完治したのではなく、別の病気の治療で利用した抗生物質が性病に効いたケースが大半です。

症状が重症化すると、完治させるのに時間を要してしまいます。
感染が発覚したら、症状の有無に関わらず、すぐに治療を受けるようにしてください。

まとめ

性風俗店員の方は、一般人よりも性病に感染するリスクが高いです。
その分、性病予防に注意を払っている人が多く見られます。
性風俗で働いていない女性の方にとっても、風俗店員の方が行っている予防方法は参考になると思います。

性病予防と同様に大切なのが性病検査です。
性病検査は医療機関での検査に加えて、検査キットを使って自宅行うこともできます。
仕事で忙しい方でも、検査キットを使えば無理なく性病検査を行うことが可能です。
検査結果も自宅で確認できるので、周りの人に検査結果をみられる心配もありません。

性病治療は、早期発見・早期治療が鉄則になります。
症状が出ていなくても、検査結果が陽性の場合はすぐに治療を受けるようにしましょう。

記事監修

坂東 重浩ばんどうクリニック堀切菖蒲園駅前 院長
東京慈恵会医科大学での泌尿器科診療をはじめ、内科や、腹腔鏡手術や内視鏡手術などの先端医療、皮膚科専門医の指導を受け皮膚科疾患診療にも従事。

〈資格〉日本泌尿器科学会 専門医・指導医/日本がん治療認定医/日本性感染症学会 認定医/日本医師会認定 産業医/泌尿器腹腔鏡技術認定医/難病指定医/緩和ケア研修終了/ 〈所属学会〉日本泌尿器科学会/日本内科学会/日本皮膚科学会/日本透析医学会/日本性感染症学会/日本泌尿器内視鏡学会/

http://bando-clinic.com/

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